「小羽、もう少しかかるって、もう一回お昼寝しよっか。」

「や…」

「おっけ〜じゃあ雑談する?」

「ん…」

「私さ〜この前行きたいパンケーキ屋さん見つけたんだ〜。小羽と瀬菜と一緒に行きたくて。」

パンケーキ、私大好きなんだよね。

「行きたい…!奏と瀬菜とお揃いの何かも欲しい」

「だね。みんなで買いに行こうね〜」

ー『七瀬さん。七瀬小羽さん、第二診察室にお入りください。』

「っ…」

怖くて足が竦む私を支えてくれる奏。

「小羽、一緒に入ろっか。」

奏が聞いてきてくれた。

「奏、一人やだ。一緒に行きたい。」

「じゃあ、入るよ。」
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