粉雪
秋風

二年後

ジリリリリ…!



頭上で鳴り響く目覚まし時計



片手で勢いよく引っ叩く



ムクッ


ゆっくり起き上がる俺


気が付くと
目元がうっすら濡れていた



「またかよ…。」

朝から出るため息


封印したはずの記憶が
夢の中で俺をあの頃に引き戻していた



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