粉雪
暫しの沈黙


川のせせらぎ


鴬の鳴き声



「はぁ…。」


短くため息をつく加奈


ビクッと反応してしまう



「頭を上げて?」


言われてゆっくり頭をあげる


「本当にごめん。」


ひたすら謝る俺


「もう、いいよ。
壊れちゃったものは仕方ないし。あんなとこに置いといた私が悪いんだし。」


加奈が絵の続きを描き始めた



それからは声をかけることができず、俺はその場をあとにした
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