タロくんとハナちゃん
「━━━━あ!ありまし……た/////」
バッグの奥の方に沈んでいて、取り出した華子。
バッと顔を上げる。
思わず、顔を赤くする。
太朗、理一郎、俊彦の顔が間近にあったからだ。
「ん?ハナちゃん、どうした?」
「ハナ?」
「ハナちゃん?」
完璧な容姿を持つ太朗、太朗程はないがイケメンの理一郎と俊彦。
三人は最強のチーム・太郎丸の中で、総長と幹部。
幹部の中でも、トップの三人。
強さ、賢さ、容姿……全て。
そんな三人のドアップの顔があり、ドキドキしない方がおかしい。
「あ…////あの…/////は、離れてくださ…////」
「ハナちゃん、可愛い/////顔も声も!」
「は?お前が早く鍵を出さねぇからだろ?」
「あ、ごめんね、ハナちゃん!」
三人が離れ、華子は鍵穴に鍵をさそうとする。
すると、後ろからふわっと包み込まれた。
「え?あ、タロくん?」
「フフ…一緒に、開けよ?」
そう言って、華子の右手に手を重ねた。
「はい…/////」
一緒に鍵を開ける。
自動ドアが開いて、四人は中に入った。
太朗の自宅に着き、四人で華子の荷物を整理する。
段ボールが数個既に運ばれていて、四人で片付ける。
「つか、ハナ」
「ん?」
「お前、荷物少ねぇな(笑)」
「そうかな?」
「欲、ないもんなぁーハナ(笑)」
「うーん、そうかも?(笑)」
理一郎に言われ、斜め上を向いて考え微笑んだ。
理一郎と華子は、とても仲が良い。
物心ついた時には、二人はもういつも一緒にいたため“ある意味”夫婦みたいだ。
“互いに恋愛対象ではない”
と言っているが、理一郎は華子のことをいつも見ているし、華子も理一郎“だけには”タメ口だ。
太朗にとって、理一郎と華子の関係は“不安”しか与えない。
だから光景を見て、太朗は嫉妬心でいっぱいになる。
「ハーナちゃん!」
「はい!」
「もうそろそろ、休憩しよ?」
理一郎から引き離すように、抱き締め言う太朗。
「あ、はい!
じゃあ…お茶淹れますね!」
「ううん。
理一郎と俊彦、買ってきてよ?」
太朗が鋭い視線で、理一郎と俊彦を見た。
「ん。
何がいい?」
「僕は、ポ◯リ!」
「ハナは?」
「え?タロくん、私が買ってきますよ?
確か、マンション前に自販機ありましたよね?」
「ダーメ!
ハナちゃんは、僕とお留守!」
「ハナ、ほら!言え!」
「あ…じゃあ…私もポ◯リを…」
「はーい!
行ってきますね!」
俊彦が大きく返事をして、二人は出ていった。
「はぁ…やっと、二人っきりだ!
んーー、ハナちゃーん!好き~!」
太朗は、華子に抱きつき頭に顔を埋めた。
バッグの奥の方に沈んでいて、取り出した華子。
バッと顔を上げる。
思わず、顔を赤くする。
太朗、理一郎、俊彦の顔が間近にあったからだ。
「ん?ハナちゃん、どうした?」
「ハナ?」
「ハナちゃん?」
完璧な容姿を持つ太朗、太朗程はないがイケメンの理一郎と俊彦。
三人は最強のチーム・太郎丸の中で、総長と幹部。
幹部の中でも、トップの三人。
強さ、賢さ、容姿……全て。
そんな三人のドアップの顔があり、ドキドキしない方がおかしい。
「あ…////あの…/////は、離れてくださ…////」
「ハナちゃん、可愛い/////顔も声も!」
「は?お前が早く鍵を出さねぇからだろ?」
「あ、ごめんね、ハナちゃん!」
三人が離れ、華子は鍵穴に鍵をさそうとする。
すると、後ろからふわっと包み込まれた。
「え?あ、タロくん?」
「フフ…一緒に、開けよ?」
そう言って、華子の右手に手を重ねた。
「はい…/////」
一緒に鍵を開ける。
自動ドアが開いて、四人は中に入った。
太朗の自宅に着き、四人で華子の荷物を整理する。
段ボールが数個既に運ばれていて、四人で片付ける。
「つか、ハナ」
「ん?」
「お前、荷物少ねぇな(笑)」
「そうかな?」
「欲、ないもんなぁーハナ(笑)」
「うーん、そうかも?(笑)」
理一郎に言われ、斜め上を向いて考え微笑んだ。
理一郎と華子は、とても仲が良い。
物心ついた時には、二人はもういつも一緒にいたため“ある意味”夫婦みたいだ。
“互いに恋愛対象ではない”
と言っているが、理一郎は華子のことをいつも見ているし、華子も理一郎“だけには”タメ口だ。
太朗にとって、理一郎と華子の関係は“不安”しか与えない。
だから光景を見て、太朗は嫉妬心でいっぱいになる。
「ハーナちゃん!」
「はい!」
「もうそろそろ、休憩しよ?」
理一郎から引き離すように、抱き締め言う太朗。
「あ、はい!
じゃあ…お茶淹れますね!」
「ううん。
理一郎と俊彦、買ってきてよ?」
太朗が鋭い視線で、理一郎と俊彦を見た。
「ん。
何がいい?」
「僕は、ポ◯リ!」
「ハナは?」
「え?タロくん、私が買ってきますよ?
確か、マンション前に自販機ありましたよね?」
「ダーメ!
ハナちゃんは、僕とお留守!」
「ハナ、ほら!言え!」
「あ…じゃあ…私もポ◯リを…」
「はーい!
行ってきますね!」
俊彦が大きく返事をして、二人は出ていった。
「はぁ…やっと、二人っきりだ!
んーー、ハナちゃーん!好き~!」
太朗は、華子に抱きつき頭に顔を埋めた。