ピアニストは御曹司の盲愛から逃れられない

 「ここは?黎さんの寝室?」
 
 「そう。君が寝たのは母の寝室。ここはダブルベッドだからふたりでも大丈夫だよ」

 キョロキョロと周りを見ている彼女にキスを落として、目線を自分へ向けさせた。

 「百合……好きだ」
 
 そう言って、身体をまさぐり、キスを落としていく。
 ゆっくり服を脱がせていく。白い肌が見え始め、黎は覆い被さって丁寧に愛撫していく。
 
 「ああ、綺麗だよ、百合」
 
 百合は抵抗しなかった。

 「ああ、あ……黎……あん、あっ」
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