記憶喪失幼馴染は私への執着を隠さない
「とにかく、あなたは私の幼馴染の相馬拓斗なの」
「ありがとう、最近こっちに来たばっかりだから16歳以前の記憶を持ってる人は貴重なんだ」
「それじゃあ、僕たちはこれで」

彼はそう言うと私の手と引くと自分のバックを取って、中から札を取り出しテーブルに置く

私は咄嗟に自分の鞄を持つことができた。

「それじゃあ」

それだけ言い残し私たちは合コン会場から出る。いや、私の場合連れ出されるの方が合っているだろうか。

「抜け出して大丈夫なんですか?」
「大丈夫大丈夫、君を探すためだけに参加してただけだし」
「え?」

どうやら記憶の中に居る私を探すため色々な合コンからアプリなどを登録していたらしい。
そのまま歩いてかれの車が止まっているパーキングへ。

「どこに連れてかれんですか?」
「ゆっくり一緒に飲めるところ。僕の昔の事知りたいし」
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