Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
◇◇◇



はぁー、 とりあえず尋問から逃れられたけど……


私の盛りに盛られすぎた印象には正直居た堪れない。



⎯⎯⎯外に出ると夜空の星が綺麗に見えた。


宿舎裏の人目薄い所にベンチを見つけ

そこに腰をかけ夜空を眺めていると……


ふと先程聞いたジンクスを思い出した。



告白するための口実だとは思うけど…

それを信じるのもまたロマンチックでいいんだろうな〜。



⎯⎯「パキッ」



何かを踏む音が聞こえ、そちらを見てみると

誰かがこちらへ向かってきている。


こんな所までくるなんて、

私と同じこと考える人がいるんだな…


そして、その人物が月明かりに照らされた瞬間


同じ夜空色と目が合った⎯⎯⎯。



「誰かと思ったら理斗…理斗も外の空気吸いに来たの?」


「…うん。 ちょっと部屋がうるさくて」


そう言いながら私のすぐ左隣に座る。

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