Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
「どうして! 答えてくれるまで離さない!」
「ッ!だからっ、理斗とは付き合ってないし、私は誰とも付き合う気はありません!」
「付き合ってないのにあんな距離が近いなら誰でもいいってことだろ!それなら付き合うぐらいなんてことないだろ!」
「ッな、 それは…」
…私から近づいてるんじゃない。
けど、確かに抵抗しない私も私だ……
でも普通そんなこと言う?
本当にこの人は私のことが好きなの?
どうしてそんな酷い言い方できるの?
あまりの物言いに一気に目の前の景色が色褪せていく。
……もう嫌。 右手は痛いし、全然話が通じないし。
だんだん音が遠のいていくように
耳がシャットダウンして無言になっていると
⎯⎯⎯ より一層強い力で握られた。
「うっ、、痛い!!!」
その痛さに耐えられず強く彼を突き飛ばすが
逆に自分の方がバランスを崩してしまい
体が後ろに傾く⎯⎯⎯