Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
すると彼は
私の輪郭に沿って頬を片手で優しく包み
伏せた私の顔をそっと上げさせ、目を合しながら…
「僕もだよ」
と言ってもう片手で私の腰を抱き寄せ
先程よりも長い口付けを落とした⎯⎯⎯⎯。
角度を変えて啄むようなキスが
だんだん食むように深くなり生理的な涙が出る。
私から甘い声がもれると、
それに呼応するように彼が口の上で私の名前を呼ぶ。
「んっ……ふ、」
「……瑠花っ」
「っふ、んっ……り、と」
「ん、瑠花っ……すきっ」
甘い熱に浮かされ、思考が正常に働かなくなった私は抵抗することもままならず。
呼吸が苦しくなるまで、それを受け入れてしまったのであった。