Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
⎯⎯あぁ、なんか…
私悪くないのに悪いことしちゃった感。
「俺は俺で話したい人とだけ話すから。……じゃ、もうどっかいって?」
追い打ちをかけるようにそう言い捨てると、彼女たちはシュンと肩を落として去っていった。
「えぇっと…理斗さん……? どうしちゃったの…? その、さっきまで普通に話してたのに…」
(あと、一人称代わってたし、俺とか…)
「…僕は元からこういう性格だよ。ただ、関わる人を選んでるだけ」
⎯⎯まぁ、言いたいことは分かる。
イケメンだと、私には分からない苦労もそれは沢山してきたのだろう。
「そっか〜、誰彼構わず仲良くするのも疲れるもんね……。でも、無闇に傷つける言い方しなくても良かった気がするな〜、なんて!…私が言えることじゃないけど!」