Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜


その後、 突然のキスへの謝罪と再度自分の意思を伝えると⎯⎯⎯


やはり応えられないと言ったが、彼女は…



"僕が嫌い"とか、"興味がない"とかじゃなく


"付き合う"こと自体に抵抗を持っているようだった。



僕は…彼女を独りにしない為なら

別にどんな関係でもいいと思っている。


でも彼女はきっと、応えられないなら離れようとするだろう。



……それは嫌だ。


だからこれは僕の自己満足。




⎯⎯⎯この先は彼女の深淵に触れることになるのだろう。


どうしてか聞くと苦しそうな顔で黙り込んでしまった。



だから僕から先に、 僕の深淵の一部を見せよう。


そうしたら君は、

僕にその闇を見せてくれるだろうか⎯⎯。




閑話〜完〜




< 148 / 326 >

この作品をシェア

pagetop