Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
その後、 突然のキスへの謝罪と再度自分の意思を伝えると⎯⎯⎯
やはり応えられないと言ったが、彼女は…
"僕が嫌い"とか、"興味がない"とかじゃなく
"付き合う"こと自体に抵抗を持っているようだった。
僕は…彼女を独りにしない為なら
別にどんな関係でもいいと思っている。
でも彼女はきっと、応えられないなら離れようとするだろう。
……それは嫌だ。
だからこれは僕の自己満足。
⎯⎯⎯この先は彼女の深淵に触れることになるのだろう。
どうしてか聞くと苦しそうな顔で黙り込んでしまった。
だから僕から先に、 僕の深淵の一部を見せよう。
そうしたら君は、
僕にその闇を見せてくれるだろうか⎯⎯。
閑話〜完〜