Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
……いや、二人とも許可した覚えないよ。
「同等じゃねぇよ、ヤリ--」
(瑠花) 「ちょ、り…」
「そんな事ないよ、腹黒ど--」
「やめーい!! 二人ともさっきからうるさい!
一緒に食べるのはもういいから喧嘩しないで普通にして! それにどこへ行くにも付いてくるのはなし! 動きづらい!!」
……そして教育の場で伏字のやり取りはやめて!
ついに堪忍袋の緒が切れた私は、食堂にも関わらず大声で言ってしまい
静まった周りに我に返って恥ずかしくなる。
二人はというと……
「…」
「…」
無言だ。
というかぽかんとしてる?
でも目は心做しか輝いてるっていうか…
この状況で何考えてるの?
そろそろ本格的に腹が立って来たので、ワンオクターブ下げた低い声で
「二人とも? 聞いているの? お返事は?」
と丁寧目に言う。