Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

「ち、違う! 間違えました!誤解です!」


訂正するように顔の前でブンブン手を振ると、咄嗟にその手を取られ…



「でもさ…ここ誰も来ないから、ここよりいい所なんて僕ん家しかないよ? 外でしてもいいの?」


誘うような甘い表情と声にむずむずする。

……っていうかキスすること前提になってるー?!



「どこでもしません!!」


突っぱねると、彼は眉尻を下げてうる目でねだるように…



「しないの?」


「ヴッ…!し、しないっ!」


「本当に? しないの?」


「うぅ…しないってばぁ…」



あざとい…これ絶対わかってやってる…!


また徐々に近づいてくる彼に、答えるのを尻込みしていると…… トドメを刺してきた。




「ダメ? 僕は瑠花とキス、したい」


「うっ……だ、だって…。私たち付き合ってないのに、するのはおかしいっていうか……その違うと…おもゥ…」

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