Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

私はヒートを起こしたかのように鼓動が早くなり


彼から目を離せずただぼーっと見つめ続けた。



すると彼は⎯⎯⎯

私の首筋から耳裏にかけて片手をあてがい

熱っぽく甘い声で言う。



「瑠花、好きだよ……もっとしよっか」



彼の瞳が欲に濡れてキラッと光るのが分かり

その熱に釣られるように私の目も潤んで……



「う、ん……」


「ふっ、いいこ」


彼に浴びせられる甘い熱に麻痺し、遂に頷いてしまった。




理斗は⎯⎯⎯⎯


とても嬉しそうに甘く目を細めて微笑んだ後

片腕で私の腰を抱き寄せ、


頬に添えていた手を頭に沿わせながら

私をゆっくりとソファーへ押し倒した。



そして、愛しいというように私の頭を優しく撫でた後


その手で私の(おとがい)を持ち上げると

ゆっくりと口唇が落ちてきて…


私も応えるように瞼をそっと閉じた⎯⎯⎯。


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