Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
また、受け入れてしまった。
彼のあの射抜くような目で見つめられると
目が離せなくなって、身体の自由が効かなくなる。
でもそれは"恐怖"ではなく
無意識に縛られてしまうような不思議な感覚。
優しく何度も落ちてくる啄むようなキスに
二人の体温が少しずつ高まっていく⎯⎯⎯
「んぅ……っ」
「ん、瑠花…鼻で息して」
そう言うと理斗は
口唇に吸い付くように角度を変えて何度も重ね
のぼせそうなほど甘い言葉を浴びせてくる。
体の奥から熱くなる感覚に頭がおかしくなりそうで、
「止まって」というように彼のシャツをぎゅっと握り、薄く目を開ける。
「んっ……っはぁ」
「瑠花っ……好き」
「っん、まっ、て…り、とっ」
「はぁ…かわいい、ん…すきっ」
彼は止まるどころか、
目を開け私を見つめたまま、更に強く腰を抱き寄せ
もう片手で私の頭を抱えてきた。