Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
「じゃあ家政婦としてここで住み込みバイトすればいいよ。ね?」
なんか、違う意味が補足で聞こえた気がする……
全力で食い下がってくる勢いに気圧され
困惑で目を丸くしたまま、黙って理斗を見つめていると
判断を急かすように…
というかもはや断らせる気がないのであろう⎯⎯⎯
「瑠花…お願い。僕を一人にしないで」
……うっ。 ほ、本当にあざとい!!
これまた (故意な) 潤んだ目で、
私の両手をつかんで上目遣いに言ってくるので
「はぁ、分かった。でも、条件付きね! …お金は要らない。
それに家事はやらせて。 今やってるバイトは続けるしここから通わせてもらう」
私の中では十分譲歩したつもりなのに。