Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
……あぁ、そういえば。
めちゃくちゃ見つめて言われたから、変にドキドキしちゃったんだよね。
あれ、私のことだったんだ…
そう思ったら心臓がうるさく鳴り出すのを抑えられず
顔に熱が集まるのを感じ、せめてと顔を覆って俯いた。
すると、理斗がクスッと笑ったので彼を見やると
「ちゃんと覚えててくれたんだね? うれしい。
あれは瑠花にいったんだよ?」
愛おしいというような目でそう言われ
恥ずかしさで目が潤むと⎯⎯⎯急に抱きしめられた。
「っ!り、りりりと!?」
「はぁ、かわいい。早く僕のものになってね」
耳元でささやかれ、私はついにプシューとショートした。
そして急に体を離した彼に顔を見られ…
「ふっ、顔真っ赤。 僕達あんな熱いキスまでしたのに…まだ慣れないの?」
なんてニヤッとするので、ムッとして言い返す。