Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

「理斗のことはちっとも嫌じゃないよ。理斗といるのは落ち着いてむしろ好きだよ」



そう言うと彼は私に覆い被さり強く抱き締めると耳元で



「よかった…。本当は嫌われてたらって。あいつの言ったことが、瑠花の本音だったらどうしようって思った」


「違うよ、蓮くんはただ心配してくれただけだよ。
色々心配かけることになっちゃったし…」



すると理斗が体を少し離し、私をジト目で見てくる。



「え、と……何?」


「瑠花って鈍感だよね。 それとも気づかないようにしてるだけ?」


「……鈍感?…どうして?」



首を傾げると理斗ははぁーとため息を吐きながら



「そんな可愛い顔して、今の状況分かってる?
押し倒されてるんだよ。…襲われてもいいの?」


と鋭い目で言われ、途端に顔が熱を持ち始める。



「ごごごごめん!今退くから!」

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