Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
次第に暖かい熱が入ってきて…
それは、感覚を味わうように絡んでくる。
「瑠花、鼻で息して……ん、そう、上手」
息継ぎの間すら与えられない程激しくて
酸欠になりかけ、ふわふわするような不思議な感覚に
つい彼の服を握って縋ってしまう。
その手を彼が取り、ギュッと指を絡ませ握り返す。
「瑠花……はぁ、」
「まっぁ…っ…り、とっ…」
「可愛い……」
「くる……んっ、しいよ…、ふぁ」
「うん……でももう少しだけ…」
⎯⎯⎯しばらくの間、理斗に口を貪られた私は
すっかりぐたっとしてしまった。
口唇がヒリヒリする……
「はぁ、瑠花……そんなに蕩けちゃって可愛いね?」
そう言う理斗も頬が上気して蕩けきった目をしていて
伝染するように、既に熱くなっている身体が更に熱くなって目が潤む。