Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
「はぁ。 だ、抱きしめるだけなら…… 許しま、す…」
恥ずかしさのあまり語尾が小さくなると、
再びぎゅーっと抱きしめられた。
「ありがとう! ……はぁ、瑠花の体柔らかくてきもちい…」
……んなっ、なんて卑猥な!!
し、思考があまりに変態すぎる!
刺激が強すぎる言葉に目を見開き、理斗から離れる。
「なっ!! そんなこと言うならハグも無しにするよ!?」
「ごめんごめん。 もう言わないからぎゅっとさせて?」
彼はふわりと笑った後
おねだりするように上目遣いで言ってきた。
……はぁ、、断れない私も末期だな。
でも、理斗を遠ざける方が嫌だって思ってしまった。
さっきので彼に触られることが嫌じゃない……
どころか、少し嬉しく思ってしまってる自分に気づいてしまった。