Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
◇◇◇


仕事のミーティングから帰ると

少し前と同じ、空っぽになった部屋に迎えられた。


瑠花は買い物に出かけたっぽい。

普段は買い物に行く時も連絡してくれ、それには僕も必ずついて行っていくのが常だった。


なのに⎯⎯⎯⎯


彼女が連絡もなしに出ていったこと


そして、佐久良と一緒に帰ってきたこと



湧き上がる感情の嵐を必死に抑え、彼女を見つめると


ビクッとして顔を青ざめさせた。


その反応に、
口を開いたら責め立てそうで何も言えずにいると

佐久良が発言したことでやっと言葉を発せた。



そして瑠花に事情を聞くと⎯⎯⎯⎯


どうやら、帰り際にトラブルに遭ったらしい。

< 194 / 326 >

この作品をシェア

pagetop