Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

……はぁ、 だからだよ。

いつも僕がついて行くのは。


どうして毎回、僕のいない所で危ない目に合うんだ…


また自分が助けられなかったやるせなさに打ちひしがれるが、今は、彼女を早く自分に取り戻したくて抱き寄せる。



お前みたいな⎯⎯⎯


他の女に触りまくった汚い手で触るな。


瑠花はそういう奴が触れていい存在じゃない。


⎯⎯⎯という気持ちを込めて佐久良を睨むと



下克上かのように睨み返された。




それを無視して中に入ろうとしたのに……


あいつは瑠花の腕をつかみやがった。



そして、あろう事か自分の家に来いと言い出した。



……ふざけんな。

お前なんかの家に行ったら食われて終いだろ。

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