Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
すると彼女は急いで弁解し始めて
家政婦として住込みバイトをしていると言った。
なんだ……そんなふざけた口実で。
良かった。⎯⎯とほっとするがすぐに
『だったら俺ん家でもいいよな?』
と嫉妬で感情が埋め尽くされた。
瑠花ちゃんをうちに誘うが珀真に流されている彼女は
俺が心配して言ったと勘違いし、引きずられるようにして中に入っていってしまった。
正直、 ここまで伝わらないのもショックすぎた。
俺の普段の軽薄さが仇になったかな。
俺って好きな子相手だとこんなにダメダメなんだな。
でも、俺だって瑠花ちゃんが欲しい。
そばに居たいって思ったんだ。
その席は珀真にだって渡したくない。
そう嫉妬心と闘志を燃やしたのであった。
閑話~完~