Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
驚きのあまり目をかっぴらいて固まっていると
その疑問が伝わったのか
「俺、進学クラスの3年のカリキュラムまじで嫌なんだよね。テストテストばっかで高校生活潰れちゃうなんて」
……なるほど、それは確かに分からんでもない。
「そ、そうなんだ…。 というかそれを計算して入試点数取れたって凄いね…」
「まぁ俺天才だからねー」
そうニヤッと言われてもちっとも腹立たないぐらい凄くて、呆気にとられていると…
「でも、瑠花ちゃんと同じクラスなら一緒でも良かったな。 修学旅行とか一緒に回れたかもだし?」
と言いながら突然顔を近づけてきた。
蓮くんってこういう接近多いから本当に心臓に悪い…
でも確かに、蓮くんと修学旅行回るのは普通に楽しそう。
「残念だね。…でも自由時間とか他クラスの友達と回る子もいるらしいし、一緒に回れないことは無いんじゃない?」
となんと気なくいうと、蓮くんが目を見開いて固まった。