Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
◇◇


⎯⎯⎯帰宅時間になり昇降口に行くと

雨が潸々(さんさん)と降っていた。



今日傘持ってきてない。

生憎置き傘もしてないし、 どうしよう。



「予報雨じゃなかったよね? 傘ないよどーしよ」


蓮くんもか!……これは仕方ない!


「とりあえず近くのコンビニまで走ろ!そこで傘かえばよし!いこう!」

「ッ!」


私はカバンを傘代わりに頭の上に乗せ、蓮くんを引っ張りながら走った。



⎯⎯⎯そうしてコンビニに着いたはいいが

思いの外雨が強く普通に濡れてしまった。



「ごめん、蓮くん。普通に濡れちゃったね」


……馬鹿すぎる。 ちょっと考えれば分かったのに。

この雨じゃどう頑張っても濡れるよね!

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