Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

すると彼が私にもたれ掛かり、こてんと頭を私の肩に乗せてきて⎯⎯⎯


「瑠花ちゃん、 ずっとここにいてくれたらいいのに」


なんて切なそうに言う。


速くなる鼓動についていけず静止していると……

彼が頭を上げ私の方を向いて、真剣な目で言った。



「瑠花ちゃん、 本当に俺と付き合ってくれない?」



⎯⎯⎯彼の言葉がすぐ呑み込めず呆然としたけど

それが本気だと表情から理解できると、途端に胸が熱くなる。


何も言えず俯いていると、彼が話しはじめた⎯⎯⎯。



「知ってると思うけど、俺すごくモテるんだよね。
断ると泣かれたりするのが面倒で、誘われるがまま女の子と関わってきた。 そんなのは本当につまんないし、何も満たされなかった……でも、面倒ごともないからそれでいいと思ってた」



彼は少し暗い表情をして俯きながら、自分に呆れたように言う。
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