Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

そして、まだ雨が止みそうになく夕飯の提案をすると

なんやかんやで彼女は手料理を作ってくれた。


念願だったので浮き足立つ気持ちで、キッチンに立つ彼女をひたすら眺めていた。


最初は照れていた彼女も真剣な顔をして作り始めた。



……その顔は俺が初めて君を見た時の表情だ。

懐かしいなーなんて思っていたら

もう出来上がったようだ⎯⎯⎯。



チャーハン。 凄く美味しかった。



今まで面倒でてきとうに済ませていたので、こんなにも暖かくて染みるご飯は初めてだった。


あぁでも、

瑠花ちゃんと一緒に食べるから美味しいのかな?



そして、俺が洗い物をしてる間


テレビを見ながらダラダラする彼女⎯⎯⎯。


洗い物が終わるとその隣にピッタリくっついて座った。

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