Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
……正直すごく心配だ。
理斗はいつも私を見ていて、心配してくれていた。
私だって心配するのに。
それに私と理斗が別れたとか、仲違いしたとか
そんな噂が流れ始めていて⎯⎯⎯
いや、そもそも付き合ってはいないのだけど。
後者は正直分からないので否定もできない。
しかも、それを噂する女子の顔が嬉々に染まっていて
⎯⎯⎯それが余計…
なんて今更、痛む心を自覚し始めたのであった。
そして、そんな状況に耐えられなくなった私は⎯⎯⎯
放課後、理斗に突撃することにした。
……明日は土曜で休みだし、ゆっくり話せたらいいな。