Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
◇◇◇
中間テストの結果が張り出された週の金曜日。
学年主任の呼び出しの後、職員室を出ると
そこには女子数名が待ち伏せしていた。
「話がある」 と言われ面倒で断るが食い下がられ
仕方なくついていくと、空き教室で告白されたのだ。
⎯⎯⎯最近僕の態度のせいで
瑠花との不仲説が流れている事は知っていた。
「じゃあどこが好きなのか言ってみてよ」
「え、えっと…顔はもちろん好きなんだけど!
その、珀真くんの琴瀬さんに向ける優しそうな目とか、
一途に思い続けてる所がいいなって…」
「そう。 じゃあ僕が瑠花を好きな事も知ってるよね?」
「そ、それは……知ってます」
「じゃ、そういう事だから、もういい?」
「で、でも! 最近は仲良くないって、聞いたし…」
……"隣の芝は青く見える"ね。 やっぱな。
中間テストの結果が張り出された週の金曜日。
学年主任の呼び出しの後、職員室を出ると
そこには女子数名が待ち伏せしていた。
「話がある」 と言われ面倒で断るが食い下がられ
仕方なくついていくと、空き教室で告白されたのだ。
⎯⎯⎯最近僕の態度のせいで
瑠花との不仲説が流れている事は知っていた。
「じゃあどこが好きなのか言ってみてよ」
「え、えっと…顔はもちろん好きなんだけど!
その、珀真くんの琴瀬さんに向ける優しそうな目とか、
一途に思い続けてる所がいいなって…」
「そう。 じゃあ僕が瑠花を好きな事も知ってるよね?」
「そ、それは……知ってます」
「じゃ、そういう事だから、もういい?」
「で、でも! 最近は仲良くないって、聞いたし…」
……"隣の芝は青く見える"ね。 やっぱな。