Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

「ごめん、 整えたから。大丈夫。
まぁあいつが瑠花を好きなのは知ってたし、いつか言うだろうとは思ってた…それで?返事は?」


「っ、それは断った……」

「はぁーー、よかった。 心臓が潰れるかと思った」



そう心から安堵したように言う彼に、私も少し安心した。



「えっと、じゃあ次の質問して平気?」


「うん、あとでしっかり教えこませるから」


と、イジワルそうな顔をする理斗。


……え、なな何それ!?

一体何をするつもり!?


少し動揺しつつも平常心かのように話を続ける。



「ふ、2つ目、です。…なんであの人と抱き合って、抵抗しなかったの?」



彼は真剣な顔で、 しかし苦しそうにその時の状況を話してくれた。



◇◇



「⎯⎯⎯はやく離れたくて仕方がないのに、何故か体が固まって動けなかった。…死ぬほど気持ち悪くて吐き気がして、本当に最悪だった」



そんな彼に、またもや謎の嬉々感を覚えてしまった。
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