Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
「嬉しいよ、やっと僕の愛が伝わったんだね!」
その脅威にも見える表情と雰囲気に戦き、
「で、でも、付き合うって決めたわけじゃないから!」
なんて言ってしまった。
途端彼は、無表情に瞳孔の開いた目をして顔を近づけてくる。
「どうして? もう僕の全て空っぽになるまで話したよ?
これでも信じられないの? 残念だけど、 瑠花はどう転がってももう、僕からは逃げられないよ。
だって瑠花⎯⎯⎯僕に堕ちちゃったじゃん」
……いや、自信満々過ぎない?
た、確かにそうかもしれないけど。
な、なんか素直になりずらい展開!
確かにあんな激痛を感じたのは初めてだった。
何を迷う必要があるの? 分からない。
でも怖い……本当に信じていいの?
そう難しい顔をして考えていると⎯⎯⎯
「分かった」
と急に抱き上げられ、
ベッドに下ろされたかと思えば押し倒された。