Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
日が沈みきると…
あの冷たい家に帰らなくてはならないし
朝を迎えたら…
見たくもない者達の顔色を伺わなくてはならない。
そう思うと憂鬱すぎて全てを投げ出したくなった。
本当、なんで生きてるんだろう。
消えてしまえたらいいのに⎯⎯⎯。
きっと、理斗が見たのは
そんなことを考えている時の私だったのだろう。
最初は、理斗に向けられる好意が、また騙されるんじゃないかってすごく怖かった。
でも、理斗を深く知っていくと……
彼は私と同じだ。
彼なら信じてみてもいいんじゃないか。
なんて上から目線にも希望を抱いたのだ。