Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
おかげで、私の心臓はバカになったように速く大きく鳴りだした。
「理斗…もうっ、好き!」
彼への愛おしさが溢れ、私から抱きついてキスすると…
彼は目を見開き顔をまた真っ赤にさせ、ジト目をした。
……そんな顔も可愛いですね、好きです。
「瑠花。僕、今すごく我慢してるの。
無理やり縛られて襲われたくなかったら、そんな可愛いことしない方が今は建設的だよ?」
「知ってる……襲われたっていい。 って言ったら理斗はどんな顔してくれるの?」
すると理斗は⎯⎯⎯
プシューっと音がしそうなほど首まで真っ赤にさせ、
ヘナヘナと私に倒れてきて胸元に顔を埋めた。
「〜〜! 瑠花ってもしかしてドS?」
「んー、どうだろう?こんなの初めてだし……
でも理斗の色んな顔が見たいって思うとつい…ね」
彼は顔を上げると、そのまま私の横に横たわり頬杖をつく。