Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

すると理斗は⎯⎯⎯

理性を取っ払ったように私の後頭部をがっちり抑え

猛獣の如く食らいついてきた。



薄く開いた私の口唇を舌が割り入り

深く全体に熱を広げるように彼のが絡んでくる。

その激しさに甘声がもれると



「んあっ……ふっ、はぁ」

「瑠花、」


「っん、り…と」

「かわいい……好き」


「わ、たし…っ…も」



理斗も必ず呼応してくれる。


……わたし、これすき。



理斗とのキスは⎯⎯⎯


まるで彼の気持ちが流れてくるように熱く甘くて


胸がじわっとなる感覚についもっとと求めてしまう。



お互いに深く重ね合っていると、彼の手がだんだん怪しい動きを始めた。


その手は太ももを撫で、 腰へ…

そして背中へ手を沿わせるように動く。


驚いて潤む目を開くと彼と目が合い

今度は見つめ合ってキスをする。
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