Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
私の力が抜けくたっとするとようやく離され⎯⎯⎯
二人して 「はぁ、はぁっ」 と息を切らし、その音が重なる。
呼吸が整い、潤んだ目をゆっくり開けると…
⎯⎯⎯上気して蕩けきった顔の理斗と目が合った。
……こんな理斗、色気がすごすぎる。
「無理させてごめん、気持ちよくて…止められなかった」
「…どうしよう」
小さく呟くと彼は体を離し首を傾げた。
「ん?」
「どうしよう…私も、気持ちよくて止められなかった…」
そう無意識に零すと……
彼は顔を耳まで真っ赤にしてふいっと逸らしてしまった。
そして何かに堪えるように息を吐き、ジトっと見てきて…
「ほんと可愛すぎる……今、そういうこと言っちゃダメ! 理性が持たなくて襲っちゃうでしょ!」
「ッ!〜///」
今更零した言葉に照れ、熱くなった顔を手で隠す。
「ご、ごめん。無意識…です」
「次は襲っちゃうからね」
なんて会話をした⎯⎯⎯
私はデロデロに溶け戦闘不能に。
理斗はすこぶる満足そうに艶やかな顔をしたのであった。