Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜


「瑠花からは貰わないよ。 僕が養う。 僕、割と稼ぎあるって言ったでしょ? それに瑠花、外に出たら変な虫つけて帰ってくるじゃん。 もう僕以外の男の目に触れてほしくないから、僕のためにもここにいて?」



そう矢継ぎ早に詰め寄る理斗。



な、なんと……軟禁宣言ですか。

確かにトラブルはあったりしたけど。




「で、でも…理斗だってまだ学生だよ? なのに申し訳ないし……あ!理斗みたいに在宅でできる仕事ならいい?」




すると理斗が盛大に溜息をついた。


……な、なぜに。




「どうしてもって言うなら、完全在宅ならいいよ?」


「何もしないよりましです……それでお願いします」


「仕方ないな〜」



と理斗は不服を顔全面に押し出す。

< 310 / 326 >

この作品をシェア

pagetop