Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
そうだらーんと体を私に預けられて動けず
顔だけ少し彼の方に向けて見ていると……
「瑠花も休憩しよ?」
急に理斗もこちらに顔を向けてきたので、顔と顔が至近距離になってしまい、
咄嗟に後ろへ体を反らそうとしたが、彼の頭が肩に乗っている状態なので動けず⎯⎯。
そのまま数秒間見つめ合う。
ドクンドクンと胸がうるさく鳴り始めると⎯⎯⎯
「お茶にしよっか」
理斗が顔を逸らして急に立ち上がりお茶を入れ始めた。
私も少し気まずくなった空気を払うように、テーブルを軽く片付けながら返事をする。
「う、うん!そうしよう!」
そして入れたお茶をテーブルに置き、理斗は何故かまた隣に座ってきた。