Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

彼女は僕が触れると⎯⎯⎯

顔がほんのり赤くなり、触れたところが熱を持つ。

それからだんだん目尻が仕方ないとばかりに下がり微笑む……


それはもう可愛くて仕方ない。



だから最近、彼女が僕の家にくると

ちょっと攻めたスキンシップをとってしまい、そのせいでもっと欲が増長する。


毎回、理性がはち切れそうになりながらも

彼女に触れることをやめらない僕はもう、末期だ。



それに彼女が帰る時は、喪失感が辛くてつい(すが)ってしまう。


そんな僕にも、彼女は仕方なさそうに微笑んで…


「また来るし、また明日も会えるよ」


「本当に寂しくて仕方ない時は、呼んでくれたら駆けつけるよ」



なんて言ってくれて、それが嬉しくて……

"今はまだ、彼女の言うとおりにしてあげよう。"

そう思えて、寂しいけど彼女を見送った。



でももう、週2じゃ足りないよ…。


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