Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
「いやいやいや、なりませんよ!急に何言ってるんですか!
そもそも好きじゃないのに付き合うわけないじゃないですか!却下です!」
「え〜俺は瑠花ちゃんのこと気になるんだけどな〜」
「軽い…そういうライトなのは他を当たってください!」
全力で却下すると彼もしょうがないなーという感じに
「うーん俺は本気なんだけどな〜…。じゃぁ代わりに、その敬語とって名前で呼んで?そしたら "今は" 大人しく下がってあげるよ」
とウィンクして調子のいい事を言ってきた。
代わりって…さっきからこの人一方的な要求ばっかりだよ。
⎯⎯⎯動揺して心臓を駆使したせいで疲れたので、切り上げるため早々に抵抗を諦めた。
「わ、分かった。 じゃあ、 蓮くんね」
ガラガラ…
そこで先生が戻ってきたので 「じゃ。」と彼に言い残し、足早に保健室を出る。
出た瞬間特大のため息を吐き、とぼとぼと教室へ歩いたのであった⎯⎯⎯。