Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
◇◇◇



放課後保健室


先生が職員会議で席を開けている間


瑠花と二人で番をするこの時間は至福の一時だ。



そして、いつものベッドはがら空き⎯⎯⎯

今ここには"僕たち二人だけ"ということだ。


さぁどう聞こうかと彼女を見る。



彼女は、整頓したり足りないものの確認をしていて……

あぁ、その真面目な顔もいいなとつい見惚れてしまう。


彼女に近づいて同じ作業をしながら早速聞いてみる。



「ねぇ瑠花。 昼休みからため息凄いけど、なんかあった?」


すると彼女は驚いた顔をし、すぐ表情を和らげたかと思えば少し苦笑いで



「いやー、 理斗はびっくりするぐらい気づくね……まぁちょっと昼休みに色々あってね。絶賛お疲れ中なのです、 あはは…」



⎯⎯⎯心臓が嫌な音を立てる。



「もしかしてさ…… 佐久良ってやつとなんかあった?」

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