Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜

気づいてはいけない

◇瑠花side



⎯⎯⎯予想外にも、昼休みのことを言い当てられた。


本当に理斗は、いつも私をよく見てくれてるな…



急に顔を覗かれたことに驚いて、彼の方に体を向けると顔が近づいてきた。


夜空色の綺麗な瞳がギラギラと光り

"逃がさない" とばかりに見つめられる。

その目に熱が宿っているように見えて⎯⎯


熱が伝染したかのように、顔に熱が集まるのを感じて目を見ていられなくなる。



⎯⎯⎯私はこの目に弱いのかもしれない。



そう思いながら彼の問いに答えると

彼が盛大にため息を吐いたため気になり目を向ける。


さらに 「どう答えたのか」 などと聞かれ、さっきのムカムカが再燃しつい即レスしてしまった。


すると彼に手を引かれソファーに座らされ


ギュッと握られた手から熱が移り、鼓動が早くなる。

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