Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
この雰囲気は先程の蓮くんの時と似てるけど、感じる鼓動の動きが全く違う。
これ以上彼と近づくのはダメな気がする…
そう考えている間も彼はどんどん距離をつめてきて、
「瑠花。 今自分がどんな顔をしてるか知ってる?」
と予想外なことを言われ、つい目を見開いてしまう。
焦って頭を横に振り分からない意思表示すると⎯⎯⎯
「あのね、 すごく男がそそる顔をしてるんだよ。上目遣いで潤んだ目で赤くなった顔。 ……こんな密室でそんな顔してたら襲われちゃうんだからね。ダメだよ。 その顔は僕の前だけにして、 ね?」
そう矢継ぎ早にいわれ、恥ずかしさのあまりさっきより顔に熱が集まるのを感じる。
……し、しかも僕だけの前にしてとか…
あぁ、そういえば。
蓮くんにもそんなような事言われたな…
あれはそういうことだったのかな?