Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
⎯⎯⎯なんて。
もう、 そんなの……独占欲じゃん。
たとえ自意識過剰だとしても気づかない方が無理だよ。
この時ばかりは、よくいる漫画の鈍感ヒロインちゃんが羨ましく感じた。
だって、彼といる時間はなんだかとても居心地がよくて。
出会って間もないはずなのに…
何か同じ様なものを彼に感じて、不思議と素直な反応をしてしまっている自分がいる。
それはまだ⎯⎯⎯、
恋慕と言えるほどの感情にまでは育っていなくとも
確かに、彼に安心感を抱いてしまっているのだから。
もし、彼の向けてくれる想いがそうであるなら……