Rの恋鎖 〜ヤンデレ王子は溺愛中〜
少し下がった眉尻に、 藤色の覗く目を優しく細め
薄く紅が挿す頬は緩く上がり
口は緩やかなアーチ型をしている。
それが本当に、すごく綺麗で見惚れてしまった。
普段あまり笑顔を俺に向けてくれないので、 こうやって二人の時見れて嬉しい。
なんていうと彼女が照れたのか少し俯いて…
ムッとしているかと思ったのに
⎯⎯その顔は先程よりも穏やかな顔で微笑んでいた。
予想外の反応に胸が騒がしくなり、
顔に熱が集まるのを感じて手でそっと顔を隠した。
不意打ちはずるいよ瑠花ちゃん…
でも最高です…ありがとう…
そうして幸せな時間を過したのであった⎯⎯⎯。