たくさんの笑顔
チョー待て!!!
まだてなんや!?
俺はアイツのこと好きとちゃうでっ
自分で言ぅといて、わからんくなってきてもーた!!
「ん~~~~!!!」
「なんや悠里、なに悩んでんねん?学校着いたで?」
気が付くと門の前まで来とった。
「でっか~。」
「そら中学校やさかいでかいわな(笑)」
校門を入ると人が集まっとるとこがあった。
「あ~組が掲示してあんみたいやな。」
貴が背伸びをして見る。
「げっ悠里と俺別れとるなぁ・・・あ!なんやつまらん。俺と沙歩ちゃんがいっしょやぁ。」
「なんでつまらんねん?」
そう聞くとにしゃぁと笑ろて俺を見た。
「なんでて決まってるやん!悠里と沙歩ちゃんがいっしょになればおもろかったってこと!」
「・・・いっぺん死んどく?貴俊くん。」
「いや・・・結構デス。」
そんなに俺らが付きおーとるように見えるんやろか?
高林と付き合うなんて考えられへんわ。
「あ!お~い、沙歩ちゃーん!」
貴がいきなり大声で呼び出した。
高林?