たくさんの笑顔
「ゆー君やなんてお前に呼ばれる筋合いないわっ!もう黙っとけっ、俺ははよ終わらせたいんや!」
いつまで教卓に立たすきなんやっ
「あー、中瀬、橘、おもろい漫才おぉきに。もうえぇから、座っとき。」
森もっちゃんっ漫才なんてしてへんでっ
「どうも、お粗末様でしたぁ!」
「待て待て、なにしてんねん!漫才なんかしてへんやんかっ。」
「いやぁ、今日のはうまいこといったなぁ悠里。」
はい!?
「俺、漫才なんかしてへん!!乗るなやっ。」
ったくどいつもこいつも(怒)
「え~、チャイム鳴ったさかい少し休憩なぁ!十分後、また学活はじめるでぇ~。」
なんや、この時間だけで体力消耗した(汗)
「ねぇ、中瀬君!」
呼ばれた方向を見ると、女子数人がおった。
「ん?なんや?悠里でえぇで。」
「じゃ、悠里な! 悠里って何部入んの?」
「サッカー部。なんで?」
俺がそうゆうと、少し顔が赤ぅなってった。
「応援しに行くさかい、試合あったら教えてなっ。じゃ!」
・・・。なにが言ぃたかったんや!?
「ひゅーひゅー!モテ男はえぇなぁ。」
直樹がこっちに来る。
ゲシッッ
「いってぇぇぇぇ!!!蹴んなやっ!!!」
「うるせぇわ!誰のせいで漫才になったんや!?!?」
「人気者になれたやん。」
「ならんくてもえぇねん!!!お前一人でなっとけばよかったんやっ!!」
なにが人気者や!恥や恥!!