エリート建築士は傷心した彼女を愛し抜きたい
「俺もです。今夜はホテルの部屋を取ってあるのでゆっくりしましょうね」
ぱぁっと目を大きく見開き、菜那は顔を上げて蒼司を見上げた。
「ええっ、そうなんですか? それは凄く楽しみです!」
「ははっ、だって菜那さんと約束したんですから当たり前ですよ。完成したら菜那さんを招待するって」
「あっ……」
まだ蒼司と出会ってすぐのころ、蒼司の手がけたホテルの設計図を見た時に話したことを覚えててくれたなんて。
嬉しくてくるりと蒼司の腕の中で回り、ぎゅっと抱きついた。
「蒼司さん、いつもありがとうございます」
「菜那さん……俺の方こそ、身体が辛いのに毎日家の事をしてくれてありがとうございます」
磁石が引き合うように自然と唇が重なる。唇の柔らかさに酔いしれているとぐぅ~とお腹の音が聞こえた。
ぱぁっと目を大きく見開き、菜那は顔を上げて蒼司を見上げた。
「ええっ、そうなんですか? それは凄く楽しみです!」
「ははっ、だって菜那さんと約束したんですから当たり前ですよ。完成したら菜那さんを招待するって」
「あっ……」
まだ蒼司と出会ってすぐのころ、蒼司の手がけたホテルの設計図を見た時に話したことを覚えててくれたなんて。
嬉しくてくるりと蒼司の腕の中で回り、ぎゅっと抱きついた。
「蒼司さん、いつもありがとうございます」
「菜那さん……俺の方こそ、身体が辛いのに毎日家の事をしてくれてありがとうございます」
磁石が引き合うように自然と唇が重なる。唇の柔らかさに酔いしれているとぐぅ~とお腹の音が聞こえた。