エリート建築士は傷心した彼女を愛し抜きたい
2.偽の恋人
まるでイルミネーションのように色とりどりの、キラキラと輝いているドレスがずらりと横に並んでいる。自分には不釣り合いな場所だと思いながらも美しいドレスに菜那は視線を奪われていた。
「凄い……どれも可愛くて私には似合わなそう。でも可愛いなぁ」
ドレスショップに来たことがなかった菜那はドレス以上に瞳をキラキラさせている。蒼司に頼まれたパーティーに参加するためにドレスを持っていなかった菜那は蒼司に連れられ、二人でドレスショップに来ていた。
「菜那さんの好きなものを選んでください」
菜那の隣に立った蒼司はグリーンのカクテルドレスを手に取り、そっと菜那に合わせた。全身鏡に菜那と蒼司が映る。ダークネイビーの三揃いスーツ姿の蒼司が格好良さと色気が混ざりあり、見るだけでもアルコールを飲んだかのようにクラクラしそうになるほど。鏡に映る菜那は頬を紅色に染めているのに蒼司は余裕そうだ。
「凄い……どれも可愛くて私には似合わなそう。でも可愛いなぁ」
ドレスショップに来たことがなかった菜那はドレス以上に瞳をキラキラさせている。蒼司に頼まれたパーティーに参加するためにドレスを持っていなかった菜那は蒼司に連れられ、二人でドレスショップに来ていた。
「菜那さんの好きなものを選んでください」
菜那の隣に立った蒼司はグリーンのカクテルドレスを手に取り、そっと菜那に合わせた。全身鏡に菜那と蒼司が映る。ダークネイビーの三揃いスーツ姿の蒼司が格好良さと色気が混ざりあり、見るだけでもアルコールを飲んだかのようにクラクラしそうになるほど。鏡に映る菜那は頬を紅色に染めているのに蒼司は余裕そうだ。