また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~
(あれ?)
教室内は一瞬、なんとも形容しがたい空気が流れたが、
次の瞬間、女子と
さっきまで俺に対して嫌悪感をこれでもかというだけ出していた男子達(チャラい奴その1、その2、その3を除いた男子達)の歓声が教室内に、いや、学校内に響いたのだった。
残りのチャラい奴その2とその3は、驚いて腰を抜かしていた。
ちなみに、チャラい奴その1は、ずっと床で伸びている。
威勢が言い割には、弱かったな。
(やはり、常人相手では面白くもなんともないな)
だが、教室内の反応を見ると分かるがどうやらこのチャラい奴らは教室内で面倒な奴らだったらしい。
(よし、これで教室内での俺の立場が確立された。)
8時30分。
ホームルーム終了の時刻である。
なんとか、終わりにすることが出来た。
終了のチャイムが鳴り終わると、歓声を聞き付けて帰ってきたのだろう。鶴木先生が血相を変えて教室に戻ってきた。
「何があったんですか!?」
先生は教室に入り、教室内を見回して、声を上る。