また、星の下で君に会えたなら。~彦星の生まれ変わりは織姫女子を溺愛する~
「それはね、、、」
3人の中で、意気揚々と輪廻が話し始める。
でも、説明がなっていない。と、莉子と蛍にダメ出しされて、
結局、2人が説明してくれた。
要約するとこうらしい。
『私が、体調が悪くなった。と言って保健室に向かった後、あの丘星清理の自己紹介があったそうだ。それがその時、クラスの不良3人組が清理にちょっかいを出したらしい。それでも清理は、怯えずに3人組に言い返したそうだ。それが気に触った彼らの1人が、彼に殴りかかったらしい。しかし、それを清理は華麗にも背負い投げで彼らを制圧した』
とのことだ。
(なんとも、出来すぎた話だこと)
ちなみに、その行動により
『彼は、校内で英雄扱い』
されているそうだ。
まぁ、元々、あの3人組は地元の危険な暴力団とも関わっていて、校内でデカイ態度を取ってたから英雄扱いされるのは、当たり前だろう。
ここにいる莉子、輪廻、蛍は彼らの事を疎ましく思っていた。だからか、嬉しいのだろう。
でも、何か違和感がある。
なんか、丘星清理って、、、。
『胡散臭い』
なぜかそう感じてしまった。
彼が完璧過ぎるからだろうか。
これが、彼に対する私の第一印象だった。